完璧を目指すあまり、最初の一歩を踏み出せずにいませんか?

2024年09月18日

脱完璧主義


私は長年、完璧主義にとらわれていた時期がありました。新しいプロジェクトを始める際に、すべてが完璧に出来ると自信が持てるまで動けず、結果としてチャンスを逃したことも何度かありました。しかし、あるとき気づいたのです。「完璧を目指すこと自体が、私の成長を妨げている」と。

完璧主義は、一見、向上心の表れのように見えるかもしれません。しかし、現実にはその思考が足かせになり、行動を遅らせたり、ストレスを増大させたりすることがあります。特に、小さな失敗さえも許さない姿勢は、挑戦すること自体を躊躇させ、結果として新たな機会を逃してしまいます。


私が「脱完璧主義」を実践し始めたのは、まず「10%の完成度でもいいから、まずはやってみる」という考え方を取り入れることからでした。すべてが整うまで待つのではなく、まずは動き出し、修正しながら進めていく。その過程で、初めて気づく学びや改善点があることを実感しました。特に、ビジネスの世界ではスピード感が求められ、完璧を追い求めるよりも早く行動することが重要だと強く感じています。


次に、フィードバックを積極的に求めることも効果的です。完璧を目指して孤独に作業を進めるのではなく、周囲からの意見やアイデアを受け入れることで、より柔軟に対応できるようになりました。他者の視点は、自分が気づかない改善点や新たなアプローチを教えてくれます。


また、完璧主義から脱却するには、「失敗はない、フィードバックがあるだけ」という考え方を持つことも大切です。小さな失敗を恐れず、そこから学びを得ることで、より強い自分になれるのです。すべてを完璧にこなそうとするのではなく、むしろ失敗を通じて成長するプロセスに価値を見出すことが、長期的な成功につながります。

■今回のまとめ

 

脱完璧主義とは、失敗を恐れず、10%の完成度でもまずは行動に移すことです。他者のフィードバックを受け入れ、進めながら改善することで、より早く成長できます。完璧を追い求めるよりも、行動することに焦点を当てることで、結果的に大きな成功を手に入れることができるのです。